過去ログ - 提督「久しぶりに建造するか」【エロ注意】
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11: ◆7ekwL0V8mo[saga]
2015/08/18(火) 14:19:45.79 ID:OjGovUOG0
1500。指定した時間通り来てくれるという応募者を待ち、俺と雷は工廠の前に立っていた。

雷「ねえ司令官、そろそろ時間じゃない?」

提督「ああ……お、来たみたいだ。あの子だな」

海風が吹き付ける工廠は、残念ながら日陰でも立っているだけで汗が滲んできてしまう。中に入れば涼しいのだが。

そんな中、一人の艦娘に連れられて、陽の当たる道を歩く少女が一人。顔の前に日傘を広げているせいでよく見えないが、体の大きさからするに、雷とほとんど変わらない見た目年齢であることは間違いない。

隣にいる雷も同じように判断したのだろう。可愛らしく手の平をぱちんと叩き、歓声を上げている。

雷「わあ! あの体つきならきっと駆逐艦ね、仲間が増えるわ!」

無邪気に喜ぶ雷は可愛いものだ。そんな雷も俺は好きだが、そうでない雷も大好きだ。

徐々に近づく少女の姿。そろそろだと思うと、ついつい唇が歪んでしまう。

提督「紹介しよう雷。あの子が新しく建造予定の――」

日陰に入り、少女の日傘が閉められる。

笑顔を咲かせていた雷も、緊張した表情だった少女も。どんどん驚きの色が広がっていくのが何とも面白い。

提督「――だ。住所は雷が建造前に住んでいた場所と同じ。両親も同様だよ」

双子のように瓜二つ、とまではいかなくとも、二人が姉妹であることを疑う奴はいないだろう。それほどまでに、背格好と顔のつくり、髪の質、身体つきまで二人はよく似ていた。

提督「つまり雷、君の十四歳下の妹というわけだ」



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