14:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 20:48:56.34 ID:j2JVJq8j0
「はい、食べられますか」
「無理そうやから、さっきみたいに、あーん」
「……食べられますよね?」
私はひかへんで。ほんまに無理やし。私は今ひな鳥やし。
餌を求めてぱくぱく口を動かしていたら、志保が大きくため息をついた。
諦めた様子で、桃をフォークで四等分にしている。
その内の一つを上手いことすくい、口へ持ってきてくれた。
もぐもぐ。
「うまいな」
「そうですか。ならよかったです」
「いや、手際が。慣れとる」
「……まぁ、弟がいますから。子どもって体調、すぐ崩れちゃいますからね」
看病くらいは出来ます、と志保が呟く。
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