20:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 20:53:27.09 ID:j2JVJq8j0
渋々といった様子で再び開いたドアから、ひょこりと顔を出してくる志保。
額に冷えピタはって、頬も真っ赤。
うわー、めっちゃ体調悪そう。
「とんでもない顔しとるな」
「誰のせいだと思ってるんですか」
「私のせいやからきとるんやろ」
それくらいわかっとるわ、もう。
「ほら、今日はもう笑いとかなしで看病したるから。
ささっ、中入って。なんでもしたるからな!」
言い争うのもしんどいのか、あるいは私を受け入れてくれたのか。
志保はため息のような笑いを吐き出して、首を少し傾ける。
「……それじゃあ、今日はずっと一緒にいてください」
「ええよ。いたるわ。ずぅっとな」
……やっぱり、偶には風邪もええもんやな。
こんな素直な志保、普段はみれへんもん。
ほな、看病がんばりますか!
〜おわり〜
32Res/14.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。