過去ログ - 律「朝起きたら澪がマンドリルになってた」
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33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:48:05.64 ID:uJ6d7fz20


留年が確定して、行く末不安定極まりないわたしを、澪は一緒に暮らそうと誘った。

澪『律を一人にしておいたら、何年留年しても卒業できそうにないからな。わたしが面倒みてやる』

それまでの単位取得ペース、とくに終盤の落ち込み具合を見れば、澪以外のみんなもそんな未来を予測してたと思う。

家賃は7:3。昔プロになったらギャラは…って冗談言ってたがべつの意味でそれは実現した。逆だけど…。学費以外の仕送りは差し止めになったから、わたしはバイトして稼いで毎月澪に手渡しした。

わたしの負担額はかなり安かった。逆算すると、そんな家賃でこの広さのマンションを借りられるなんてちょっとおかしいんじゃないか、って気がつきそうなものだけど、最初の頃のわたしはそんなこと全く考えてもみなかった。

とにかく勉強しろ、単位取れ、卒業しろ、就職しろ。まともになって、それからお金を返してくれればいい。澪はそう言った。

社会人してる澪と一緒に生活してるから、生活リズムは真っ当なものだったし、授業も出れたし、単位も驚くほど取れた(普通にやればこんなに簡単に取れるものかと本当に驚いた)。ただ一年まともに勉強に励んでも卒業できないくらい単位不足のわたしは、留年二年目に突入する。

おかげでどうやら今年度末でなんとか卒業はできそうだし、一応就職も決まってた。
澪から言われる通り規則正しい生活を送りやるべきことやり、かつ朝早く夜遅い澪のために料理、洗濯、掃除は全部こなしているわたしが、三行半を突きつけられる覚えはない。
むしろ澪にとってもわたしとの暮らしは有益と言っていいはずだ。



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