過去ログ - 律「朝起きたら澪がマンドリルになってた」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:16:32.80 ID:uJ6d7fz20


マンドリル「…律。今ちょっといいか?」

コップに注いだ牛乳を飲もうとする手を止めて、マンドリルを見た。

律「ん?なに?わたしはいいけど。そろそろ家でる時間じゃ、」

、と言ってから気がつく。
このまま送り出したらマズイんじゃないか。
こんなケモノを野に放っていいものか。とんでもないトラブルになるんじゃ…。

律「なぁ、澪。今日は会社休んでもいいんじゃね?」

マンドリル「は?バカ言うな。そんな無責任な真似できるわけないだろ」

律「そ、そうか…」

黄土色したマンドリルの四白眼がわたしを睨んだ。
怖すぎて、それ以上何も言い返せない。

マンドリル「まだちょっと時間あるから話すぞ。夜は疲れてゆっくり話せないから」

澪が帰ってくるの大抵23時過ぎ。かるく夜食をとってお風呂入ったらすぐ寝ちゃう。
休日も仕事に出かけることが少なくない。

律「なんだよ。あらたまって」

わたしは食べ終えた二人分の食器をシンクへ運びながら答えた。



マンドリル「来月でこのマンションの契約が切れる。これからは別々に暮らそう」



乾いた笑い声がTVから響く、空調の効き過ぎた室内。
ひやりと冷たい風が首筋に当たり、わたしの体温を奪っていった。



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