過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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103: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:14:27.06 ID:XFqi4LjNo
Cちゃっかり比企谷小町は画策している。


日曜日。

梅雨の晴れ間とも呼ぶべき晴天……ではなく、梅雨の時期にしてもやりすぎだろと突っ込まざるを得ないほどの豪雨だった。昨日は普通に晴れていて、天気予報では今日も晴れだと言っていたというのに。

天気の崩れやすい時期とはいえ急すぎる。また誰かが由比ヶ浜の機嫌を損ねでもしたのだろうか。あいつお天気ボックスかよ。

とはいえ、昨日雪ノ下を呼び出した本人が雨だからといって引きこもるわけにもいかない。幸い、交通機関が止まるほどではなかったし。ただ千葉駅って大雨降るとすぐに沈没するんだよな……帰りは平気かしらん。

それよりこんな雨の中、雪ノ下を呼び出してしまって申し訳なかったかな……と一人ごちていると、後ろから声をかけられた。

雪乃「お……お待たせ」

瞬間、雨のせいでじめっとした空気が、爽やかな風を引き連れた少女に吹き飛ばされる。

そんな風を引き連れながらゆっくりと歩いてきたのは雪ノ下雪乃。どうもこいつクラスの美少女になると、歩くだけで空気をも変えることが出来るらしい。なにそれずっこい。由比ヶ浜なんて歩くだけで地面を揺らすのに。

フェミニンな印象を与える柔らかそうな生地のスカート、そして休日のスタイルなのかいつもより高い位置で括ったツインテールが風をはらんでふわりと踊っていた。


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