過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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109: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:19:17.62 ID:XFqi4LjNo
八幡「あ、あれ?」

見渡してみても小町の姿は見えない。もしかしてはぐれてしまっただろうか。これだけの人混みだと仕方がないのかもしれない。いつものように手握っておけばよかったかな。

八幡「雪ノ下、ちょい待っててくれ」

雪乃「デート……え、あ、分かったわ……」

合流するために、小町に電話してみる。

だが、小町が出る気配はない。一分ほど待ってみても出なかったので、俺は諦めて電話を切った。

八幡「出ねぇな……」

電話をポケットにしまってから雪ノ下のいた方向を振り返る。が、今度は雪ノ下がいない。おいおい迷子続出し過ぎだろと思ったが、雪ノ下の姿はすぐに見つかった。近くの店に並んでいる変なパンダのぬいぐるみを真剣な表情でぐにぐにしている。

あれは東京ディスティニィーランドの人気キャラクター、パンダのパンさんだ。詳しい説明は原作3巻をよろしくお願いします。

八幡「雪ノ下」

声をかけると、はっと何かに気付いたような表情になり、頬をぼっと赤らめ、そしてばっとそのぬいぐるみを棚に戻し、クールに髪を払ってこちらに視線をやった。この間わずか三秒。

雪乃「にゃにかしら」

何も突っ込まないでやるのが人の優しさという奴であろう。




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