過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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11: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/08/21(金) 00:08:27.11 ID:j/mZVumto


   ×  ×  ×


じめじめとした空気が校舎の中にわかだまっている。登校ラッシュの昇降口は人が密集していてなおさら不快指数が上がっていた。

昇降口で上履きに履き替えて顔を上げると、見知った巨体が視界を覆った。

結衣「あ……」ゴゴゴゴ

何やら禍々しいオーラを纏っていた由比ヶ浜結衣は、戸惑った様子で視線を逸らす。登校ラッシュの時間なのに俺の周りに誰も人がいないなーって思ったらお前のせいかい。

しかもそのオーラの影響のせいなのか、なんかまた異世界への扉が開いてしまって『きゃあああああああ!!』あ、やべ。近くにいた生徒が一人巻き込まれてしまった。俺は瞬時に異世界に飛び込むと、その生徒の手を引いてすぐに異世界を脱出し、それからまた他の人が巻き込まれないうちにその異世界への扉を閉じた。ふぅ、今日も朝から働いてしまった。

いろは「あ、ありがとうございます……」

八幡「次からは気を付けろよ」

いろは「は、はい……カッコいい……」ポッ

助けた亜麻色の髪の女生徒は深々と頭を下げてお礼を言うと、足早にそこから立ち去っていった。俺はそれを軽く見届けると、由比ヶ浜に向かっていつも通りに声を掛けた。


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