過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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117: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:23:50.69 ID:XFqi4LjNo
八幡「まぁ、手伝ってやりたいのはやまやまだけど、店の中、入れないしな……」

そう答えると、雪ノ下はしばらく何かを考え込み、そして小さく口を開いた。

雪乃「し、……仕方がないわ……その……、カップルなら、男性客でも警戒されないのよね」

八幡「ん? そうだな……さっきの反応を見る限り、そうかもしれんな」

雪乃「な、なら、そうね……ならば……私の……恋人、のように振舞えばいいのではないかしら……」

八幡「は?」

思わず聞き返すのと、雪ノ下が俺の腕に組み付いてくるのは同時だった。

八幡「あ、おい」

雪乃「……別に、初めてじゃないのだからいいでしょう」

初めてではない、というのは前に川崎のいるバーに行った時の話だろうか。確かにあの時も恋人の振りをしながら潜入したが。

雪乃「……何か不満でも?」

八幡「別に不満はねぇよ」

雪乃「そ、そう……」

確かに恋人の振りをするってのは初めてってわけでもない。それに、そうすればあの店員の警戒からも解かれるだろうし、俺も店の中に入ることは出来るだろう。……だからと言ってくっつく必要まではないと思うが。

まぁ、あくまで振りだしな。あんまり深く考えなくてもいいのだろう。

腕を組む雪ノ下のほのかな体温を感じながら、次の店に向かって歩き始めた。

八幡「んじゃ、行こうぜ」

雪乃「え、ええ……」

ぴったりとくっつく側の雪ノ下からはとても良い匂いがしたが、当然ながらその感想は喉の奥にしまいこんだ。





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