過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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124: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:27:30.42 ID:XFqi4LjNo
時計を確認すると、時間はだいたい二時といったところだ。意外と長い時間を過ごしてしまった。さくっと買ってさくっと帰るつもりだったのに。

八幡「用事も済んだし、帰るか」

雪乃「え……」

八幡「ああ、悪い。まだなんか行きたいとこあったか」

雪乃「えっと……その、見たいところがあるというわけでは……ないのだけれど……」

帰宅を切り出したが、雪ノ下の態度はいまいち煮え切らなかった。軽く俯いてしまい、もじもじと何か言いづらそうにしている。

……あれかなぁ、さっきのパンさんのぬいぐるみみたいに何か買いたいものはあるけど、自分ひとりだと辿り着ける自信がないとかかなぁ。この子、結構な方向オンチの気ありますしね。で、それを言い出しづらい、と。

……まぁ、どうせ帰ってもやることがあるわけでもないし、時間はそれなりにある。それにわざわざ休日に来てもらったんだし。雪ノ下の用事にも付き合ってもいいか。

八幡「あー……そうだな、あともう一周してみないか」

雪乃「!!」

ぱあっと雪ノ下の顔が輝いた。なんだお前それ可愛いな。しかしそれにしても本当に分かりやすい奴である。

雪乃「そ、そうね。せっかく普段来ないようなところに来たのだし、色々見て回るのもいい経験になるかもしれないわね」

早口でそうまくし立てたが、その表情はどこか綻んでいるように見える。そんなに何か買いたいものか見たいものでもあったのか。


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