過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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161: ◆//lmDzMOyo[sage saga]
2015/11/18(水) 23:29:38.05 ID:0QVJ0vEto
まぁそれはさておいて、どうやら由比ヶ浜は中に入るのをためらっていたらしい。

無理もない。一週間もいなかったのだ。

学校でもアルバイトでも急に休んでしまうと次にどんな顔をして行ったらいいかわからないものだ。俺もバイトを出来心でサボったら、あまりの気まずさに二度と行かなかったという経験が三回ほどある。いや、一度も行かなかったのも含めれば五回かな。

しかし一週間サボってたことに気まずさを感じるくらいなら、普段俺に三途の川を渡らせかけたことについても少しは気にしてほしい。

八幡「……ほれ、行くぞ」

どうせ奉仕部の部室に扉はない。廊下を歩いていればそのまま部室の中に入れる。由比ヶ浜は最初何か言おうとしていたが、俺が歩き出すとそのままついてきた。

雪乃「由比ヶ浜さん……」

俺たちが部室に入ると、雪ノ下がぱっと顔を上げた。突然由比ヶ浜が入ってきても特に驚いた様子はない。先ほど廊下で竜巻を起こすなり何なりの騒ぎがこの部屋にまで聞こえていたのだろうか。

結衣「や、やほー。ゆきのん……」

弱弱しく挨拶をする由比ヶ浜からは普段のような覇気は感じられない。一方で雪ノ下は、少々肩を震えさせながらもこくんと頷いて挨拶を返した。

雪乃「こ、こんにちは……」

おお、おそるおそるとはいえ、あの雪ノ下が由比ヶ浜に普通に返事した。この前のわんにゃんショーで会った時でもガクブルだったのに。

由比ヶ浜を部活に連れ戻すという依頼を遂行するつもりはあるようだ。

結衣「う、うん……」

由比ヶ浜は軽く頷くと、いつもの席に座った。おお、椅子も壊れてなければ地震も起きていない。

こんな挨拶やら着席だけでも、雪ノ下や由比ヶ浜の成長が見て取れるな。



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