過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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162: ◆//lmDzMOyo[sage saga]
2015/11/18(水) 23:30:04.38 ID:0QVJ0vEto
結衣「あ、あーっと。ヒッキー……、話が、あるんだよね?」

八幡「ああ」

二日前の土曜日。東京わんにゃんショーで偶然出会った際に、話があると呼んだのだ。

八幡「そのだな、俺たちの今後のことでお前に話が、」

結衣「や、やー。あたしのことなら全然気にしないでいいのに。や、そりゃ驚いたというか、その、ちょっとびっくりしたっていうか……。でも、そんな全然気を使ってもらわなくても大丈夫だよ? むしろ、どちらかというといろはちゃんの方が平気なのかなーとか、とか……」

いろは? ああ、一色のことか。はて、どうしてここであいつの名前が出てくるのだろうか。もしかして一色も近日誕生日だったりするのだろうか。

八幡「ああ、まぁ、なんだ。その……」

うまい言葉が思いつかない。なんせ女子の誕生日なんて祝ったことないからな……。男ならある。祝いに行ったのに何でお前来たんだよみたいな雰囲気を出されたけど。

そしてただ祝うだけじゃない。由比ヶ浜には今後も部活に戻ってきてもらいたいのだ。そのためには、どう言葉を尽くそうか……。

結衣「や、ほんと、気遣わなくていいからさ、その、もう、二人でいた方がいいんじゃないかって」

言葉に詰まっていると、由比ヶ浜がやや早口でそうまくし立ててきた。二人でいた方がいい? それは部活のことか。

いや、それは困る。俺たちはなんとしてでも由比ヶ浜を部活に連れ戻さなければならない。

それは平塚先生の依頼のためということでもあるのは否定しないが──俺個人としても、なんだかんだ、こいつらと過ごす日々を、悪くないと思ってしまっているのも確かだ。



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