過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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184: ◆//lmDzMOyo[sage saga]
2015/11/18(水) 23:42:04.10 ID:0QVJ0vEto
八幡「……いや別に、誕生日だからってわけじゃねぇんだ」

結衣「え?」


(中略)


雪乃「……私は平塚先生にこの件についての報告をしてこないといけないから」

思い出したようにそう言うと、雪ノ下はそっけなく踵を返した。あとの教室には俺と由比ヶ浜の二人だけが残される。

由比ヶ浜はちらちらと俺の様子を見ながら、一人でタイミングを計り、そっと確かめるように話かけてきた。

結衣「えっと、その、よ、よろしくお願いします」

自己完結な台詞のあとに、なぜかぺこりと頭を下げられた。

八幡「あ、ああ……」

何がよろしくなのか、全然わからん。

だが、人生何が起こるか分からんものだ。このよく分からん化け物の由比ヶ浜とは実は一年前から縁があり、そしてこうやってよろしくされる関係になってしまうとは。

苦笑していると、俺の背中をちょいちょい(ドガッ!!!)『ぐあああああっ!!』と由比ヶ浜がド突いてきた。

結衣「……ね、これ開けていい?」

八幡「……ああ、うん……いいんじゃねぇの……」

気が付けば俺は教室の端にまで弾き飛ばされていた。背中を軽く突かれただけでこれか……。あれか。よろしくっていうのは、これからも俺を傷つける機会も多いだろうけど、これからもよろしくっていう意味か。なんて鬼畜なんだ。

しかしなぜか俺の渡したプレゼントの包み紙はごく普通に開くことは出来たようだ。なんでだろう。なんでその包み紙は優しく開けるのに俺のことは優しく接することが出来ないのだろう。



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