過去ログ - 巫女「退魔巫女の日常」 -SS速報VIP

過去ログ - 巫女「退魔巫女の日常」

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64: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:03:24.14 ID:DxKWStU2O
～隠れ里～

ここは、どこかにあると言われる退魔巫女の隠れ里。

65: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:04:01.70 ID:DxKWStU2O

妹巫女「……はぁ」

木陰に腰掛け、妹巫女がため息をつく。

66: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:05:02.10 ID:DxKWStU2O

その文を持って妹巫女は母の元へ向かった。
彼女の母は里の巫女達を取り仕切る、いわば巫女のまとめ役であった。

67: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:05:56.11 ID:DxKWStU2O

母巫女「………結論を急ぐのは貴方の悪い癖ですよ……しかし」

妹巫女「？……ぁ」

68:名無しNIPPER[sage]
2015/08/21(金) 18:06:17.77 ID:6P5kzfzoo
予想以上に胸糞だった

69: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:06:39.76 ID:DxKWStU2O

次の日、彼女は身支度を整えて里の入口のところにいた。

巫女の転移術で町から町への移動は可能であっても、流石に多少の手荷物は必要である。

70: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:07:27.51 ID:DxKWStU2O

青年「っ！？……おま、なにを……それは」

妹巫女「ごめんね、今はこれだけ………でもいつか、いつかはお母さんみたいに……あなたと…」

71: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:08:39.57 ID:DxKWStU2O

ややあって、その町に着いた彼女はまだ頬を赤くしていた。

手のひらで触れれば、かあっと熱くなっていると感じるほどに。

72: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:09:25.00 ID:DxKWStU2O

妹巫女（この宿に、姉さんが……）

宿に上がらせてもらうと、彼女は一つ一つ部屋の扉を一瞥しつつ調べていき

73: ◆vYaxusPTy63n[saga]
2015/08/21(金) 18:10:01.18 ID:DxKWStU2O

じゅぽっ……じゅぽん…ぢゅるる…

部屋の奥から響く不可解な、何かを啜るような水音。

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