過去ログ - 真姫「穂乃果の食べかけのパンがある……」
↓
1-
覧
板
20
72
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:21:45.04 ID:G8zt6xXZ0
絵里「…………へぇ。私、疑われてるんだ。でも大丈夫なの? 約束の時間まであと十分しかないわよ? それまでに私のアリバイを打ち崩せるのかしら」
真姫「五分。いえ、三分かしらね。あなたの甘い考えを打ち砕くまでにかかる時間よ。次にあなたは、『私がやりました』と言うわ」
海未「で、でも真姫、絵里たち三年生はその日勉強会をしていたんじゃ」
以下略
73
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:22:30.04 ID:G8zt6xXZ0
海未「……確かに、少し妙ですね。私としたことが、何の疑いもなく聞き流してしまっていました。あ、でもたまたま漏れ聞いていたかもしれないじゃないですか。穂乃果が絵里に事件のことを話していたかもしれないし」
真姫「穂乃果は『絶対ストーカーがいると思ってた』と言っていたわ。それが誰だかわからない状況だし、そう簡単に周りの人に相談できる状態じゃあなかったんじゃないかしら? 相談した相手がまさにストーカーかもしれないんだし」
海未「――なるほど。穂乃果が他の人に話していないとすると、確かに漏れ聞くこともあり得ませんね。では、犯人であった以外に犯行のあった日を知り得る手段はないわけですか」
以下略
74
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:23:44.85 ID:G8zt6xXZ0
真姫「それで、希たちだけれど、絵里が手引きして私たちと遭遇しないように部屋に閉じこもっているのよ。ほら、あの二人結構口が滑っちゃうところあるし」
ことり「口が滑る? 真姫ちゃん、それってもしかして……」
真姫「そう、正解よことり。絵里たち三年生三人は、今回の事件について共犯関係にあったのよ」
以下略
75
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:24:53.74 ID:G8zt6xXZ0
真姫「私、ずっと疑問だったのよ。食べかけのお菓子に手を付けても、穂乃果分は補給できない。ならどうして犯行に及んでしまったのか、ってね」
ことり「確かに、相当ハイレベルな変態さんじゃないと、食べかけのお菓子で興奮できるはずがないよ! 相当ハイレベルな変態さんじゃないとね!」チラッ
海未「……なんでこっち見るんですかことり! 私は変態ではありませんよ、ことり!」
以下略
76
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:26:20.48 ID:G8zt6xXZ0
真姫「それから今日、私が穂乃果の食べかけのパンを食べていたのが穂乃果に見つかったとき、絵里はちょうど部室の前でその騒動を漏れ聞いてしまった」
ことり「漏れ聞いたのはそっちだったんだね!」
真姫「そうね、ことり。それで、穂乃果と私の約束の時間も知っていたし、その時間を過ぎてしまえば問答無用で私がすべての罪をかぶることも知っていた。だから、隠そうとした」
以下略
77
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:27:02.85 ID:G8zt6xXZ0
―部室―
以下略
78
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:28:05.24 ID:G8zt6xXZ0
凛「まずは凛から……穂乃果ちゃんに謝りたいことがあるの。あのね、穂乃果ちゃんの水着、盗っちゃってごめんなさい! ホントは、そんなつもりなくって、でも、かよちんの水着を盗っちゃったら二人の関係が変わっちゃうかなって思って、そしたら自然に穂乃果ちゃんの水着に手が伸びちゃって……。とにかく、ごめんなさいっ!」
穂乃果「……ふぅん。真姫ちゃん、ブッショウというより犯人捜ししてたんだね。穂乃果としても、犯人が直接わかる方がありがたいけど。――で、凛ちゃん。穂乃果の水着、どうだった?」
凛「――え? えっと、その、とってもいい匂い、でした……うぅ、はずかしいよーっ!」
79
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:29:44.53 ID:G8zt6xXZ0
穂乃果「……そっか。うん、いいよ。凛ちゃん。穂乃果は凛ちゃんを許すよ! いい匂いってことは、穂乃果の魅力が伝わったってことだしね」
凛「ほ、ホント? よかったぁ」パァア
花陽「よかったね。凛ちゃんっ!」
以下略
80
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:30:58.87 ID:G8zt6xXZ0
絵里「次は私たちね。穂乃果――ごめんなさい。私たち三年生はあの日、あなたの食べかけのお菓子を食べながらおしゃべりしてしまったの。部費で買ったものだと勘違いしてしまって……本当にごめん。今度、新しいお菓子をみんなで買ってあげるから、不問にしてくれないかしら……?」
希「ウチらもな、悪気はなかったん。ただそこにおいしそうなお菓子があってそれも開封済みってなるともう――ちょっとぐらい食べてもバレんと思って、つい魔がさしてしまったんよ。結局、歯止めが利かずに全部食べちゃったんだけど。ごめんな?」
にこ「……悪かったわよ、穂乃果。私も、慣れない勉強なんかしたもんだから、脳が糖分を欲していた、っていうか。穂乃果なら私の気持ち、わかるでしょ? 同じ追試組のよしみで、許してくれない……? お願いっ!」
以下略
81
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/28(金) 09:31:35.35 ID:G8zt6xXZ0
海未「さて、最後は私です。穂乃果、この度はこのようなことをしてしまって本当になんと謝ったらいいか……体操服を盗むなんて、完全に変態の所業でした。この園田海未、深く反省しております。ですから穂乃果、私の頬を全力ではってください! 前に一度、私は穂乃果のことをぶってしまいましたし、そのお返しの意味も込めて全力でぶってもかまいませんから、お願いします……許してください……」
ことり「ことりも、本当に盗ったりはしなかったけど、海未ちゃんと同じことしようとしてた。だから、ぶつなら海未ちゃんだけじゃだめだよ。ことりも、ここでぶたれなきゃダメなの。ね、穂乃果ちゃん、お願い!」
海未「ことり……あなたって人は……」グスン
98Res/41.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 真姫「穂乃果の食べかけのパンがある……」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1440185793/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice