過去ログ - 【シノハユ】京太郎「想い偲ひて誰を待つ」はやり「3人目だよ☆」【安価】
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34: ◆ThyaQQ9.SA[saga]
2015/08/31(月) 23:05:45.18 ID:6Y4MaIWaO
雨 雨 雨
、、、、、、

5月の雨と書いて五月雨、この梅雨の時期に降る雨をそう言うらしい。
わかりやすいのはいいけれど、濡れれば煩わしい事実に変わりはない。

はやりちゃんと外に遊びに出かけ、ショッピングモールを出た頃には空は「不機嫌です」とでも言いたげな曇り空だった。


はやり「んー……ちょっと降ってるかな?」

京太郎「傘、持ってきてないや……」

はやり「急いで帰れば、そんなに濡れないかな?」

京太郎「じゃあ、走ろっか」


ポツポツと出し渋るシャワーのような小雨を全身に浴びる。
最近徐々に暑さが顔を出し始めているこの時期、
むしろ、涼みになって幸いなんて想いながら二人は歩を進めた。

しかし、すぐにその目論見は甘いものであったと思い知らされた


京太郎「わっ……雨、強くなってきた……!」

はやり「夕立だ…………うゃっ!」


緩やかだった蛇口の栓を全開に解きはなったように、冷たい雨が爆弾みたいに落ちてきた。

あわてて、少しでもその猛威から逃れようと手のひらを掲げる
だけど、僕の心許ない盾はちっとも役に立たなくて、結局何もできないまま濡れていく。


はやり「と、とにかく走ろっ!もう少しでウチだから!」

京太郎「う、うん!」


もうこうなったら何をしても変わらないと、一目散にはやりちゃんの家へと駆け込むのだった。


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