16:名無しNIPPER
2015/08/24(月) 17:52:29.63 ID:RyEhADPS0
「では、私たちもそろそろ練習に行きましょうか」
海未が椅子から立ち上がってそう言った。
「そうだね、遅くなるとにこちゃんたちに悪いし」
「はい、あ、穂乃果はどうしますか?真姫が待ってると言ってましたが…。」
気のせいか、少し不安そうな顔をしてそう言った。生真面目な海未ちゃんのことだから待たせてはいけないって思ってるのだろう。
「うん、そうだね。真姫ちゃんを待たせると悪いから、先に行ってて」
「わかりました、では先に行ってますね。」
そう言ってから、海未は保健室の扉を開けた。
「あ、穂乃果ちゃん」
何かを思い出したのか、ことりちゃんは私の名前を呼んだ。
「うん?」
なぁに?と私は首をかしげた
「ちょっと待ってて」
そう言うとことりは冷蔵庫のほうへ向かった。そして、冷凍庫から凍らした保冷剤を取り出すと
「そろそろ溶けてきたでしょ?保冷剤」
そう言って新しいタオルに保冷剤を包んで私に手渡した。
「ありがとう、ことりちゃん」
「どういたしまして♪」
役に立てて嬉しい、というようにことりちゃんは私に微笑んだ
「じゃあ、行こう海未ちゃん。また後でね穂乃果ちゃん♪」
「では、また後で」
私にそう言うと2人は練習に向かっていった。
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