過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ2】
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952: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2015/09/20(日) 22:40:14.38 ID:48vnnzYNo

天乃「お兄ちゃん、ただ一緒に寝ただけだから」

「う、うん……そっか」

天乃「お風呂は、あれだけど。それくらいなら……別に良いから」

犬吠崎家から

暗い夜道をおぶって歩いてくれたのだ

それくらいは許してあげても、全然良かった

ううん、そうでなくても

世話をしてもらうのだから

ある程度のことはされても拒否するつもりも嫌だという気もなかった

「姉の方は?」

天乃「もちろん、おねえちゃんも全然良いよ」

天乃は子供っぽい無邪気な笑みで答えると

だけど。と、付け加えて二人を見渡す

天乃「ちゃんと言ってくれたら。だからね? いつの間にかいるなんて、ダメだからね」

「あぁ、分かった。じゃぁ早速だけど――」

天乃「今日は喧嘩したからダメっ」

「ぐすん」

言い放ってぷいっと顔を逸らした天乃を見つめ

兄と姉は顔を見合わせると、困ったように笑う

帰ってきてくれたんだね

あぁ、帰ってきた。帰ってきてくれたんだ。大切な、妹が

「お帰り、天乃ちゃん」

姉はその嬉しさに泣きそうになりながら、笑みを浮かべていた


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