過去ログ - 八幡「雪の下の思い出」
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88:ぶたごり[sage]
2015/08/24(月) 23:13:29.14 ID:nhd/ATek0
×××

沙希(あたしが飲み物を買って戻ってきたら、あいつは由比ヶ浜と二人で話をしていた)

沙希(とても入れる雰囲気ではなかった。趣味が悪いようだけど、盗み聞きみたいなことをしてしまった)

沙希(雪ノ下が比企谷に告白した。比企谷も雪ノ下を好きだと認めた)

沙希(そっか。これが失恋という気持ちなのか)


『サンキュー!愛してるぜ川崎!』


沙希(あんな言葉一つであたしはあいつのことを気にかけていた。あたしも単純だなぁ)

沙希(でもこの気持ちはあたししか知らない。そしてこの想いは誰にも伝わることなく終わった)

沙希(なら、ならば、最後まで自分の中で終わらせよう)

沙希(上手くいく恋愛に手を出すのも相手に悪いしね)

沙希(誰かに相談したら言われるかもしれない。『気持ちは伝えた方がいいよ』などと言われるかもしれない)

沙希(なんで伝える方がいいみたいに思うのだろう?伝えない方がいいこともあるのに)

沙希(そしてこの気持ちは伝えなくていい気持ちだ。だからあたしは自分で終わらせる)

沙希(間違ってはいない。間違いなんて言う人は伝えることの間違いを知らないだけだ)

沙希(だからあたしはいつも通りにしよう)


沙希「お待たせ。はいこれ」スッ


八幡「ありがとよ。お参りの前に先におみくじでも引いとくか。そこにあるし」


沙希「うん」


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