過去ログ - きみのこえ (オリジナル百合)
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33: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/08/28(金) 12:24:55.64 ID:eEhKDdlx0
私もチャーがいなくなったら、絶対沈むだろうし。
家族だもんね。

「でも、ロップのことしっかり可愛がってあげたんでしょ。だったら、ロップもきっと幸せだったよ」

私は気まずい雰囲気を払拭させたくて、また、彼女を元気づけるために、

「よし、お風呂入って温まろう。ね」

彼女の背を押す。

「ロップの声が……耳から離れなくて」

「うん?」

「私、あの子にいつも……庇ってもらってたんだ」

震える声。

「どうしたの?」

肩に手を伸ばす。
ぱしんッ、と手を払われた。
一瞬何事が起ったのか分からなかった。

「え……?」

「ロップ……ごめんッ……ロップッ」

「な、なにどうしたの?」

「ッひ……ぅ……うぇッ……ロップぅ……」

糸が切れたように崩れ落ちてすすり泣きを始めた。


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