9: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/08/26(水) 23:17:46.54 ID:drAlN+rA0
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私は目の前で何度も鳴る携帯をイライラして見つめていた。
私の携帯は、妹の携帯と同じ機種で同じ色だった。
正直に言えば、嫌だった。
しかし、妹は逆だった。
私と同じにしたがる。
そのせいで、今、こんな事態だ
学校が休校になったと浮かれて、遊びに出かけた妹は、
浮かれた脳みそのまま私の携帯を取り間違えて持っていった。
ほら、こういうことが起こるから別のにするべきなんだ。
私がコーヒーを淹れて、トーストを焼いている間に、
もはや三回も電話が鳴っていた。
「……んぐ」
トーストの最後の一欠を食べ終えた時、
留守電サービスが開始された。
『ピー―――ひろ? あの、今日また泊めて欲しいの。6時にいつもの公園で待ってるから、良かったら少し話したい。待ってる』
ひろ――妹の友達だった。
声からすると、よく遊びに来ているひかりちゃんだと思う。
たまに、挨拶や雑談くらいはする程度の仲だ。
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