40:名無しNIPPER
2015/09/03(木) 16:19:36.75 ID:oGVVI2KIO
飯
勇者「うっぷ……もう食えない……」
軍曹「おいこら。ブラックホールどうした」
勇者「す、すみません……まさかこんなサイズで出てくるなんて……巨人族の料理かと思いました」
主人「情けないねえ。連れの方の食いっぷりを見習いなよ」
主人「はい、おかわりのごはん」ゴト
軍曹「ありがとうよ」
勇者「元々の自分のぶんと僕が残してしまったぶんに加えて、おかわり3杯目とは。胃袋も化け物ですね」
軍曹「食える時食っとかねえとな。こんな時代だ」
軍曹「お前も後悔しねえように食っとけよ」ガツガツッ
軍曹「多分、これから厳しい任務が与えられるからな」
勇者「えっ?」
勇者「……ここに来て任務ということは、東王様から言い渡されるということですか?」
軍曹「そういうことだ。お前の容姿・経歴、うちんとこの勇者事情、自身の持つ性格、この3つから見て、東王は確実にお前の実力試しを任務として下す」
勇者「……なるほど。当然といえば当然なのでしょうか」
勇者(僕らの国のいわば弱みを握っているといえる東王様。弱みを知っているということは、付け入る隙を伺えるってことだけど、その点をこちらが過剰警戒して東王様との外交に消極的になってしまえば、マイナスな点も多い。納得のいく妥協点が無ければ、お互いの欺瞞は晴れないでしょう……)
勇者(僕を試し、本心は別としても、形だけでも納得したすれば、ある意味の約束になる。そちらの新たな勇者は信用出来るという理解の器を示し、加えて弱みを知る強みを押し出すことが出来る)
勇者「東王様は……とても強かなかたなようですね」
軍曹「は?何を勘違いしてんだ?」
勇者「へ?」
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