6:名無しNIPPER
2015/08/26(水) 00:41:25.33 ID:pd3RV72yO
王「軍曹はこう見えても大剣の達人だ。そんじょそこらの砦の魔族なら1人で殲滅できるだろう。おそらく隣国の勇者より全然強い」
勇者「どう見えても達人ですしあり得ない強さしてますね」
勇者「……でもこの方と一緒なら僕は戦わずにすむかも知れない」
王「隅っこで書物でもしてろ」
勇者「そうします」
勇者「分かりました」
勇者「この国の由々しき事態に僕だけがワガママを言うのも、一国民として恥に思いますし、書物も出来そうなので、旅に出ます僕!」
勇者「軍曹さん!よろしくお願いします!」
軍曹「任せろ。血祭りにあげてやる。早く外の世界で暴れたかったんだ」
王「うむ。決まってよかった」
王「軍資金、備品などは軍曹に渡しておこう。すぐ準備に取り掛かり、明朝には出発するのだ」
王「明後日の新聞にはデカデカと載せるからな。新たな勇者出発の朗報を!」
王「国民からの期待は前勇者にまだ集まっているだろうが、新たな希望としての重責に襲われるだろう」
王「だが気にせず進め!必ず新たな強くてカッコいい勇者を後から送り出す!」
勇者「色々複雑ですが……少しの間の辛抱ということですね」
勇者「待っていてくれ……僕の新作を
心待ちにしている読者たちよ……」
勇者「この経験も糧として書に込めてみせる。止揚させてみせるよ僕は!」
勇者「いくぞ!」
こうして、勇者の旅は始まった
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