過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「たまにはジャンクフードでも」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:32:30.85 ID:yOadCbcP0
――某ジャンクフードショップ――

北条加蓮「……んー……さすがにどう取り繕っても、藍子にここはちょっと似合わないなぁ……」

高森藍子「人の出入りがすごく早いんですね。なんだか、目が回りそう」

加蓮「早さが売りのジャンクフードだからね。店内でのんびり、なんて普通はやらないよ」

藍子「いろんな人が来るんですね……あっ、あの子ども、楽しそうっ♪」

加蓮「こういうお店が好きだよね、子供って。ちっちゃい頃は連れてってもらうだけでワクワクしてたなぁ」

藍子「そんなにお好きだったんですか?」

加蓮「っていうより、なんか特別感があってね。今にして思えば、何がそんなに楽しみだったんだろって」


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2:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:33:12.55 ID:yOadCbcP0
以下の作品と同じ設定の物語です。
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「最初にカフェで会った時のこと」


3:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:33:44.70 ID:yOadCbcP0
藍子「ふふっ。加蓮ちゃんの言う通り、ハンバーガーやポテトを持って帰る人が多いみたいですね」

加蓮「車の中で食べたりするかな……電車に持ち込むのは厳禁だよ。白い目で見られちゃうから」

藍子「行儀の悪いことは、あんまりしたくないです」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:34:44.60 ID:yOadCbcP0
藍子「うぅ……だって、もしそれで、加蓮ちゃんが本気だったらって思うと」

加蓮「そっか。ふふっ、じゃあもうしばらく藍子のことを騙し続けちゃおう」

藍子「『じゃあやめよう』ってなってくれないんですね……」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:35:44.53 ID:yOadCbcP0
加蓮「……仕事をするとしてさ。大変な仕事と楽な仕事、どっちがいい?」

敦子「んぐっ……急にどうしたんですか?」

加蓮「とりあえず答えてよ」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:36:45.09 ID:yOadCbcP0
加蓮「……そろそろその過小評価にどつきたくなるなぁ」

藍子「えっ」

加蓮「ほら、よくあるじゃん。これだけは言われたら許せないって奴。あれってさ、本人が言っても同じだと思うんだよね」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:37:44.75 ID:yOadCbcP0
藍子「え、えええっ!? もっと早く言ってくださいよそういうの……!」

加蓮「くくっ」

藍子「あ! ……あの、もしかして、また冗談――」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:38:44.65 ID:yOadCbcP0
加蓮「それってつまり、私の容態がヤバイってことだよね。……ちゃんと教えてくれないんだ」

加蓮「嘘つきばっか」

藍子「……小さい子には、やっぱり、正直に言えないと思います。決まりとか、ルールとかじゃなくて……」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:39:44.64 ID:yOadCbcP0
藍子「もちろん、加蓮ちゃんがお話ししたいなら……私は聞きますけれど、でも……」

藍子「自分の心に自分でナイフを刺すなんて、見ているだけでも痛々しいですから……」

加蓮「……うん」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:40:44.73 ID:yOadCbcP0
加蓮「あははははっ……分かった。じゃあ、どうしても手の力が抜けなかったら、藍子に痛い目に遭ってもらうね?」

藍子「…………で、できれば、お手柔らかに」

加蓮「いいんだよ。そこで頷けないことを悔やまなくても。どうせ藍子を殺したりしたら、私が死ぬほど後悔するだけだから」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:41:45.36 ID:yOadCbcP0
加蓮「脚本をやるとかは……うん、私には無理だな」

藍子「私だったら、キャラクターみんなが幸せになるお話を描きたいですっ」

加蓮「童話なんていいんじゃない?」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:42:45.40 ID:yOadCbcP0
加蓮「ゆっくり選びなさい。決まったら私が注文しにいくから。ね?」

藍子「はぁい……」

加蓮「ふふっ……」ホオヅエ
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:43:45.54 ID:yOadCbcP0
加蓮「……」ウーン

加蓮「……」チラッ

藍子「〜〜〜♪」ニコニコ
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:44:44.85 ID:yOadCbcP0
加蓮「落ち着かないなぁ……私、こういう雰囲気は結構好きだけど、藍子といるとすごく落ち着かないよ」

藍子「あむっ……んぐ?」

加蓮「食べ終わってからでいいよ。つまんないことを言ってるだけだから」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:45:44.89 ID:yOadCbcP0
藍子「私、やっぱり、色々な意味でアイドルに向いていないって思います……もし、加蓮ちゃんがそれで怒っちゃったとしても」

藍子「すぐには、考え直すのは難しいです」

加蓮「そうだね……しょうがないな。じゃあずっと、藍子に文句を言い続けようか」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:46:45.04 ID:yOadCbcP0
藍子「毎朝のお味噌汁を作れるように、練習してみるのはどうでしょうか」

加蓮「わ、私だって味噌汁くらい作れるし」

藍子「……」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:47:45.05 ID:yOadCbcP0
藍子「はいっ、加蓮ちゃん。あーん」

加蓮「んー。あれ、思ったより美味しいね、エッグバーガー」

藍子「私、こういうところにあんまり来ないので……でも加蓮ちゃんとなら、来てみるのもいいですねっ」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:48:44.99 ID:yOadCbcP0
加蓮「いやいや。それなら私に頼んでよ。私が買ってくるから」

藍子「そんなっ、悪いですよ」

加蓮「たまには私にもそーいうことさせてよ」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:49:44.93 ID:yOadCbcP0
藍子「加蓮ちゃんはカフェもハンバーガーショップも、どっちも似合いますよ?」

加蓮「オシャレで静かなカフェに行った時は、ちょっとお嬢様っぽく振る舞ってみるとか」

藍子「ロングスカートを履いてみたり?」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:50:45.26 ID:yOadCbcP0
加蓮「むしろPさんの反応がなー。あそこまで大笑いされるか」

藍子「それだけ加蓮ちゃんが可愛かったんですよ」

加蓮「『ごきげんよう』も、Pさんに言った日には大笑いされるね。気をつけなきゃ」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/08/26(水) 18:51:45.22 ID:yOadCbcP0
藍子「頑張れば通じてしまいそうですよね、私たちの事務所」

加蓮「超常現象が普通に起きるからね。昨日は誰のひいばあちゃんが化けて出たんだっけ?」

藍子「そんなことがあったんですか……?」
以下略



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