過去ログ - エフ博士「平行世界へ行く装置」
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5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/27(木) 14:46:14.40 ID:znDtRmkj0
(あれはやはり夢だったのだろうか)

 首を傾げながら体を起こすと、自分の隣に誰か女性が眠っているのに気が付いた。

「あ! だ、誰だ?」

 落ち着いて見てみると、それは見覚えのある女性だった。
 そうだ、確か自分が勤めている会社の受付嬢で、色々な男から狙われている自分にとっては高嶺の花の女。
 そんな彼女が、自分の部屋のベッドで無防備に寝ている。

「んん……どうしたの?」

 男の叫び声で目が覚めたのか、女は目元を擦りながらゆっくり身を起こした。
 その際掛けていた毛布がずり落ち、女の裸の肩が露わになる。

「あ、いや、その……」

「ふふ、怖い夢でも見たの?」

 男は何を言っていいか分からず挙動不審になるが、女はそんな男に柔らかく微笑んでそっと口づけた。

(夢じゃない! 夢じゃなかったんだ!)

 その甘い感覚に痺れながら、男はエフ博士の装置が本物だったことを確信した。


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