29: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:33:20.51 ID:q3rkBOvNo
もはや、誰の目にも敵が時間稼ぎをしている事は明らかだった。
水上打撃部隊の増援を待つのか、夜明けを待っての航空攻撃か。
どちらであろうが、知った事ではない。
いずれになったとしても、最悪の結果にしかならないのだから。
「あんたが焦れても何の解決にもならないってのよ! 頭冷やしなさい! だらしないったら!」
霞がそう怒鳴りながら敵を砲撃する態勢に入る。先ほど長波の進路に砲撃をした敵だ。砲撃のために少しだけ突出したせいで狙いやすい。
しかし発砲の寸前、霞の視界に飛び込むように、水柱が二本天を衝く。
あわてて霞は砲を引く。発砲しても水柱に遮られ命中など期待できない。
無駄にできるほど、弾薬の手持ちに余裕はない。
「ちっ! やるじゃないの……褒めてあげるわ」
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