過去ログ - 【艦これ】水平線の向こうに
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53: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:55:04.73 ID:q3rkBOvNo

 とても、逃げきれるだけの時間的猶予を作れるとは思えない。

 だからと言って支援艦隊を動かしたところで、それは敵の思う壺。

 敵は夜間航空攻撃を仕掛けられても、こちらは制空隊すら出せずに、敵の攻撃を一方的に受け壊滅的な被害を被るだけだ。

 ――どうすればいい。何ができる。

 矢矧が事前に組み立てた計画では、それほどの敵が現れることを想定していない。

 榛名とも、もう一度打ち合わせをする必要がある。榛名も同じことを考えているはずだ。

 残されたわずかな時間で新たな選択肢を増やさなければならない。

 矢矧の放った星弾の明かりが消える。

 まるで、希望の火が消えていくように静かに。

「長波より矢矧。考えてる暇なんかないぜ? 向こうが先に動いてきた」



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