61: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:00:58.24 ID:q3rkBOvNo
「沈みなさい!」
左腕の魚雷発射管から、四本の魚雷が一斉に放たれる。
62: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:01:35.55 ID:q3rkBOvNo
長波のいる方向から、大きな爆音が轟いた。爆雷の炸裂だ。
天津風はそちらに一瞬気を取られ、視線を向けてしまう。
63: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:02:29.34 ID:q3rkBOvNo
イ級は容赦なく連続発砲。
「きゃっ!」
64: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:03:07.70 ID:q3rkBOvNo
どこかしらに被害があってもおかしくはない。
この後の後退戦に関わる機関へのダメージであれば、状況として最悪。
65: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:03:41.70 ID:q3rkBOvNo
全くその通りだ。
「世話の焼ける姉ですね……普通は立場が逆だと思うんですが」
66: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:04:14.83 ID:q3rkBOvNo
着水すると、それはそのまま海面を滑るように進み、砲撃でイ級を追い立てる。
天津風は左八点の急速回頭。進路を変えたイ級と同航する。
67: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:05:08.96 ID:q3rkBOvNo
いかに装甲や武装が強化されたロ級とはいえ、単艦で複数の相手をするなど無理があった。
夕雲と清霜の連携でじりじりと追い詰められていく。
68: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:05:46.42 ID:q3rkBOvNo
「うふふ。しっかり逃げないと当たってしまいますよ」
右に左にと回避を続け、ようやく見つけたスペースに飛び込む。
69: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:06:21.33 ID:q3rkBOvNo
ロ級の内部を破壊した爆風が砲弾の射入口から一気に外へと放たれ、そこからロ級を二つに分断する。
「ああはなりたくないな……」
70: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:07:12.74 ID:q3rkBOvNo
いつもなら、新しい一日を迎えることができた感謝を込めて、その到来を喜んでいたはずの朝日が、今日は死神を連れてやってくる忌々しい存在に思える。
矢矧は自分の身勝手さに少しだけ苦笑いをしながら、東の空を見ていた。
71: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:08:16.77 ID:q3rkBOvNo
※しばし休憩。
回線状態あんまりよろしくないのが辛いところ……。
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