69: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:06:21.33 ID:q3rkBOvNo
ロ級の内部を破壊した爆風が砲弾の射入口から一気に外へと放たれ、そこからロ級を二つに分断する。
「ああはなりたくないな……」
70: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:07:12.74 ID:q3rkBOvNo
いつもなら、新しい一日を迎えることができた感謝を込めて、その到来を喜んでいたはずの朝日が、今日は死神を連れてやってくる忌々しい存在に思える。
矢矧は自分の身勝手さに少しだけ苦笑いをしながら、東の空を見ていた。
71: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 23:08:16.77 ID:q3rkBOvNo
※しばし休憩。
回線状態あんまりよろしくないのが辛いところ……。
72: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:45:25.93 ID:axiebuOio
※再開
ところどころ改行漏れあって申し訳ない……。
73: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:46:03.32 ID:axiebuOio
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
湾口を出てすぐに、矢矧は艦隊の陣形を組み直した。
74: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:46:39.76 ID:axiebuOio
「やっぱり、この配置はおかしいわよ」
「ええ。私もそう思います」
75: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:47:27.90 ID:axiebuOio
霞の言いたいことは痛いほどわかる。
もし、他の誰かが同じことをしていたら、自分も霞と同じことを言って食い下がるだろう。
76: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:48:02.44 ID:axiebuOio
それだけを言ってきた。
もちろん、沈むつもりも、誰かを沈ませるつもりも矢矧にはない。
77: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:48:41.53 ID:axiebuOio
全員が息を飲んで、榛名の声に耳を傾ける。
榛名の震える声だけが響いていく。
78: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:49:21.02 ID:axiebuOio
誰もが言葉を失う。
指定された針路は、今抜け出してきた島へ徐々に接近するものだ。
79: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 00:49:58.05 ID:axiebuOio
もしかすると、榛名が抱いている提督への感情すら利用しているのかもしれない。
そして、その推測はおそらく正しいのだろう。
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