367:名無しNIPPER[saga]
2015/12/25(金) 01:33:28.53 ID:6bBUlhVoO
以前キュウべぇが言っていた通り、この世界の人間は誰しもが魔法少女となる資質を持っているというのは事実のようだった。
だから、この少女のように。そして、年齢的には魔法少女とは無縁であろう母親までも、キュウべぇを認識できてしまう。
もっとも、その特異な姿から無用のトラブルを避けるためにも、なるべく普段は気配を消して活動しているようだったが・・・
竜馬 (感情を持ったことで、隙も多くなってしまったようだな。急なトラブルには対処できない場合もある、か)
竜馬 「俺は帰るけど、こいつの事、飽きるまで撫でてて良いからな」
立ち上がりざま、俺は少女に向かって声をかけた。
キュウべぇ 「!!!」
絶望に震えるという表現がぴったりの目で、俺を見つめてくるキュウべぇ。が、無視だ。
少女 「え、でも・・・そしたらこの子、帰れなくなっちゃう・・・」
竜馬 「平気だよ。こいつはこう見えて、頭が良いんだ。嬢ちゃんと遊び終えたら、勝手に帰って来るさ」
少女 「ほんとっ!?じゃあ、安心だね!」
竜馬 「本当さ。なぁ、キュウべぇ」
キュウべぇ 「・・・」
キュウべぇに、有無など言わせない。
俺は母親に軽く会釈すると、足早にその場から立ち去った。
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