42:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:35:17.34 ID:1fs+dhBY0
・・・
・・・
竜馬 「まず第一に聞きたいのは、俺とゲッターがどうすれば、元の世界に戻れるのか、だ」
43:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:41:46.48 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「・・・なに?」
キュウべぇ 「ちょっとした疑問なんだけれど。君が前の時間軸で手に入れた武器。あれは現在どうなっているんだい?」
ほむら 「え・・・?」
44:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:44:18.10 ID:1fs+dhBY0
キュウべぇ 「巴マミであれ佐倉杏子であれ、他の多くの魔法少女も。彼女たちは戦うため、自前の武器を生み出す能力を与えられている」
ほむら 「それが?」
キュウべぇ 「それは当然だよね。だって君たち魔法少女は、魔女と戦う事が使命なのだから。戦う手段を与えられるのは、当たり前の成り行きだ」
45:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:46:16.79 ID:1fs+dhBY0
私は正直に答えた。
・・・今さら取り繕っても仕方がないもの。
だって、仕方がなかったのだ。
46:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:47:14.55 ID:1fs+dhBY0
キュウべぇ 「・・・僕の経験則上、戦う手段を与えられていない魔法少女なんて存在しなかった。その事と、君の話を合わせて考えると・・・」
ほむら 「なに、なんなの?」
キュウべぇ 「この事は、僕の推測であると、あらかじめ断わっておくよ」
47:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:50:11.14 ID:1fs+dhBY0
キュウべぇ 「加えて、君は武器を盗んだと言っていたけれど、いくら時間を止める能力があるからと言って、それだけで簡単に事が運ぶものなのかな」
ほむら 「なによ、どういう事よ」
キュウべぇ 「暴力団程度ならいざ知らず、武器の保管に万全を期している自衛隊のような組織から、そうやすやすと武器が盗めるものなのか、という事だよ」
48:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:52:40.11 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「え・・・ちょ、ちょっと待ってよ」
キュウべぇの言う事が・・・
49:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:53:32.75 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「私は自分の無力さを呪ったわ。どうして・・・どうして私には、魔力に裏打ちした力が与えられなかったのかと」
そうだ、そして願ったのだ。
50:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:56:05.64 ID:1fs+dhBY0
キュウべぇ 「ただ一つ疑問なのは、ほむら一人が強く願ったところで、それだけで異世界の存在を引き寄せることが可能なのだろうか。そこなんだよね」
ほむら 「え・・・?」
キュウべぇ 「そこで竜馬、武蔵。君たちにも聞きたい。こちらの世界へと飛ばされる寸前、君たちは何を思っていた?」
51:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:58:42.14 ID:1fs+dhBY0
いつもは強気の竜馬が、珍しく吐く弱音。
そういえば出会って間もなかった頃の彼も、ゲッターロボの所在が分からない苛立ちから、焦ったり弱気な面を見せたりしていたっけ。
52:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 18:01:38.21 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「いったい、何のために・・・」
キュウべぇ 「そこまでは、僕にはうかがい知れないよ。機会があったら、ゲッターに直接聞いてみると良い。なんにせよ、これではっきりした」
竜馬 「なにがだよ」
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