454:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/16(土) 13:07:30.04 ID:A43IZeXW0
まどか 「ほむらちゃん」
はっとして、うつむき加減になっていた顔を上げる。
まどかと目が合った。心配そうに、私の顔をのぞき込むまどかと。
まどか 「なにか考え込んじゃってるようだけど・・・何かあったの?」
ほむら 「な、なんでもない」
不安げなまどかの眼差し。
ほむら (喫茶店に続いて、まどかにまた、こんな顔をさせてしまうなんて、私って・・・)
まどかの視線に耐えられず、私は思わず目をそしてしまう。
まどか 「ほむらちゃん、でも・・・」
ほむら 「まどか、ごめん。用事を思い出したから、先に行くわね」
まどか 「え、ちょっと、ほむらちゃんっ!」
ほむら 「今日は楽しかった。じゃあ、次は学校でね」
言い捨てるように告げると、私は身を翻すようにして、その場から立ち去った。
後ろからはなおも、私を呼び止めようとするまどかの声が聞こえる。
敢えて私は何も聞こえないふりをして、ただひたすらに自宅へと向かって足を動かし続けた。
・・・まるで、逃げるように。
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