473:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 20:56:53.33 ID:R02twNhM0
まどか 「・・・でも、ほむらちゃんだけは覚えている」
ほむら 「何故だかは分からないのだけれどね」
まどか 「・・・」
474:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 20:58:13.07 ID:R02twNhM0
ほむら 「まどか。これから私の弱い部分を全てさらけ出すわ。呆れちゃうかもしれない。でも、あなたに聞いて欲しいの」
まどか 「う、うん」
ほむら 「・・・なにかがあれば、その都度彼との思い出が頭をよぎるの。そう、リョウ・・・流竜馬との」
475:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:01:40.02 ID:R02twNhM0
ほむら 「だけれど、この改変された世界で、リョウの事を覚えているのは、自分ただ一人。
こんなにも激しく私の胸の内に息づいているリョウとの思い出を、分かち合える人は、誰一人として存在しない。
その事が・・・私にはたまらなく寂しかったの」
476:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:02:35.77 ID:R02twNhM0
まどか 「・・・」
まどかが席を立つ、そんな気配を感じた。
477:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:04:20.79 ID:R02twNhM0
まどか 「誰にも言えないで、一人で抱え込んで・・・辛かったよね」
ほむら 「信じてくれる?」
まどか 「ほむらちゃんが私にウソなんて、言うはずがないもん」
478:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:05:24.49 ID:R02twNhM0
まどか 「私だって、誰か他の人からこんな話をされたら、きっとね、信じられなかったと思うんだ」
ほむら 「じゃあ、どうして・・・」
まどか 「理屈なんかじゃないよ。話を聞いたのが、ほむらちゃんだったから・・・かな」
479:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:06:32.68 ID:R02twNhM0
まどか 「私、ほむらちゃんにとっても感謝してるんだよ。言葉で表せないくらい、いっぱいいっぱい。
だけど、私は普通の女の子で、特別な力なんて全然ないし・・・
ほむらちゃんが向けてくれた想いに、どうやって応えたら良いのか、報いたら良いのか。
480:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:07:43.88 ID:R02twNhM0
いきなりの予想外の指摘に、私の頭は一瞬思考が停止した後、またたく間に沸騰する。
ほむら 「ちょ、な、いっ、いきなり、な、なな、なにをっ!?」
481:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:08:56.24 ID:R02twNhM0
ほむら (・・・考えてみた事も無かった)
リョウの事が、好きなのか・・・なんて。
482:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 21:10:14.73 ID:R02twNhM0
ほむら 「まどか、あのね・・・」
まどか 「ん?」
ほむら 「あの人と一緒にいると、私ね。とっても安心できた」
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