500:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/18(月) 22:06:31.42 ID:R02twNhM0
上条 「夢の中で、あの人は言っていた。武道の神髄は心技体を鍛える事だって。
だから僕も強くなって、いつかは大切な人の事を守れるようになりたい。そう思うんだ」
ほむら 「なれるわ」
声をかけられて初めて、私が近くにいる事に気がついた上条。
上条 「やぁ、暁美さんだったよね。この前はお見舞いありがと・・・う・・・」
顔を上げ、私の方を見た上条が、眉を曇らせて言いかけだった言葉を呑みこんだ。
上条につられ、私に顔を向けた他のクラスメイト達も、一様に言葉を失い、黙り込んでしまう。
上条 「・・・どうしたの?」
最初に口を開いたのは上条だった。だけれど、私は押し黙ったまま答えない。
・・・答えられなかった。
涙が滂沱として頬をつたい、床に落ちるのを止める事ができなかったのだ。
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