54:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 18:29:44.83 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「だけど、帰る手段がないって・・・」
竜馬 「それなんだがな・・・キュウべぇ」
竜馬がキュウべぇへと向き直ったため、手が私の顔から離された。
ただ、彼の手の温かみだけが、消えずに私の頬に残り続けている。
いや・・・それともこれは・・・私の顔が火照っているのだろうか。
竜馬 「ゲッターが仕組んだことだというなら、帰る方法だってゲッターが知っているはずだ。そうだろ?」
キュウべぇ 「それについては、断言しかねるけれどね」
竜馬 「けっ・・・まぁ、いずれにせよ。帰る方法はワルプルギスを倒した後で、ゆっくり考えればいいさ」
ほむら 「リョウ・・・」
竜馬 「全てが霧に閉ざされていたような以前と、状況が違うんだ。手がかりはいくらでもある。それだけで、今は気が楽だぜ」
・・・そんなはずないのに。
竜馬は、私が必要以上に罪悪感を得ないよう、わざと楽天的にふるまってくれているのだろう。
彼の世界は、存亡の危機に瀕しているはず。悠長にしていられるはずなんて、無いのだから。
だけれど・・・
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