3: ◆4JIramcI2o[sage]
2015/08/29(土) 09:41:46.13 ID:Qy084phI0
「今日もありがとうございましたー」
「はぁ、かったりぃ」
ふふふ、今日も先輩をりよ…。
じゃなかった、お手伝いしてくれたお蔭で生徒会の仕事が捗りました。
「俺をこき使い過ぎじゃないかね、一色さん…」
「しょうがいじゃないですかー、学校に文句いってくださいよー」
「大体、こんな所ばっか見られて噂されたらどうするんだ」
「ぇえーー、先輩噂されるような友達いるんですかぁ〜?」
「…」
「冗談ですよぉ〜」
「別に」
この顔はきっと心の中で言い訳を並べてますね。
「この後、美味しいスイーツご馳走してあげますから」
「スイーツねぇ…」
「むむ、本当に美味しいんですよ? あの変な缶コーヒーより」
「変っていうな、つうかコーヒーじゃねぇ」
やっぱり心地よい。
本音をぶつけて甘えられる先輩が。
口には出して絶対いえないけど。
さて、何か次の生徒会作業って何があったかなー。
また手伝ってもらわないと。
頭のなかで作戦を練る。
その所為か周囲への注意が疎かになっていた。
それは突然だった。
「一色!!」
「えっ?」
ドンッ。
急に体を突き飛ばされる衝撃。
「いたた…何するんですか〜。せんぱ…」
目の前に広がっている光景に言葉を失う。
車が壁に衝突していて。
その傍らで先輩が血だらけで倒れていた。
「せん…ぱい…?」
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