過去ログ - 【モバマスSS】小梅「学校であった怖い話…」
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38: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:26:00.18 ID:8N6go0890
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美玲「ま、ツメの話はまず置いといて…三年生に居た男子生徒の話なんだけどな…」

美玲「そいつは頭も良い方だったし、陸上部に所属してて運動も出来た。ルックスは…評価は人に依るけど、まぁ、女子からの人気は悪くなかった」
以下略


39: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:27:00.60 ID:8N6go0890
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美玲「苛めるというか…そいつは小さい動物を見ると追い掛け回す癖があったんだ。子供の頃からな」

美玲「流石にそこに“何で？”って聞かれても解らないぞッ！　………前世が犬とかだったんじゃないか？」
以下略


40: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:27:51.05 ID:8N6go0890
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美玲「追いかけ回すっても、猫の機動力とか、ルート選択に人が着いていけるはずもないから…普段はある程度追いかけた所で塀を飛び越えたり、穴を潜られたりで逃げられてたんだ」

美玲「でもその日は学校の裏山が舞台でさ。歩きにくいのはあったけど追いかけ回すのは難しくなかったんだ」
以下略


41: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:29:07.25 ID:8N6go0890
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美玲「それから暫く経って…そろそろ受験のシーズンに入る三学期、ふとした時にある事に気付いた」

美玲「左の腕に何本も赤い線が走ってる…って」
以下略


42: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:30:07.51 ID:8N6go0890
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美玲「そいつは『珍しい事もあるもんだな』ってあんま気にしなかったんだ。実際、次の日には消えてたし」

美玲「なんで『珍しい事』と思ったのかって言うと…そうだな…」
以下略


43: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:31:04.10 ID:8N6go0890
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美玲「ま、それでも深爪で引っかき傷ってのはそれなりに珍しいからな…頭にハテナが浮かんだけど、それ位であんま気にしてなかったみたいだ」

美玲「それから一週間位して、ふと『腕が痒いな』と思ってふと腕を見てみると…」
以下略


44: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:32:00.70 ID:8N6go0890
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美玲「次の日、腕に真新しい傷は無かった」

幸子「よ…よかったじゃないですか！　めでたしめでたしですよ！　終わりですよね！ね！」
以下略


45: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:33:01.81 ID:8N6go0890
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美玲「結果、どうなったと思う…？　ま、怖い話をしに来てるんだから解るだろ…」

幸子「き、傷が治ってﾒﾃﾞﾀｼﾒﾃﾞﾀｼ…」
以下略


46: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:34:17.80 ID:8N6go0890
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美玲「ま、まぁ…続けちゃうと“何もなかった”んだ、本当に」

美玲「友人は『体なんて掻いて無かったよ』と言うし、包帯の下に新しい傷は増えてなかった」
以下略


47: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:35:06.23 ID:8N6go0890
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美玲「人が完全に“どうしようもない”って思ったら次にやるのは…」

幸子「…神頼みですか？」
以下略


48: ◆2fM/RS5aOE[sage saga]
2015/08/29(土) 23:36:24.68 ID:8N6go0890
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　ずく…　ずく…

美玲「急に、引っ掻き傷が疼き始めたんだ…」
以下略


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