過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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110:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/17(土) 02:50:47.00 ID:B/freJ4lO

道の両端にはソーラー投光器が5メートル程度の間隔で地面に配置され、光る巨大な蛇のような小道の形状が、闇の奥に向けて浮かび上がっている。

差し迫った危険はないらしいと感じると、おびえの反動なのか、妙な馴れ馴れしさが湧き上がってきた。
むしょうに話しかけたい衝動に駆られて、俺は両腕を捉えている男たちを交互に見た。


ごく自然な流れで、右側のライオンは避けた。強大な牙を持つサバンナの王への遠慮もさることながら、それ以上に左側のヤギが優しそうだったからだ。
角を生やしているわけでもなく、俺が顔を寄せれば舌を出して舐めてくれそうな愛らしい顔をしている。


「ねえ、さっきの人たち何?」


ヤギは答えなかった。俺は言い募った。


「ここって、精神病院か何か? さっきの人たちは頭おかしいの? 一輪車とか玉乗りが上手だったけど」



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