過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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129:名無しNIPPER[saga]
2015/10/19(月) 00:23:07.14 ID:h24hYKe/O

老人が門扉に歩み寄り、銃口を俺に向けたまま留め金をはずして、鉄柵を片方だけ内側に開く。


「動くな。そいつを蹴ってこっちへ寄越せ」


俺は言われた通りに、バッグを老人の足元まで蹴飛ばした。
老人が猟銃の引き金に指を掛けたまま、軽く膝を曲げて拾い上げる。ジッパーを引き開けられ、逆さにされる俺の旅行カバン。

楽しい旅のお供一揃いが、無残に音を立てて老人の足元に散らばった。


「首はどうした? 捨てたか? それとも焼いて食ったのか?」

「ご冗談を」

「何? 俺が冗談を言ってると抜かすのか。このタマ無し野郎が」

「いえいえ!」



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