過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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132:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/19(月) 01:23:46.77 ID:h24hYKe/O

デニスが俺の顔を見て、バカにしたように薄笑いを浮かべている。何であれ、警戒を解いてくれたらしいのはありがたかった。


「長男のジェイクは覚えておるだろ?」

「はい、副会長でいらっしゃいましたね」

「8年前に死んだ」

「それは、まだお若いのに残念な……」

「今は次男のデヴィッドが副会長になってる。……ルイーズはな、フレディーの前にジェイクの女房だったんだよ。お前も以前、どこかでルイーズに会っておらんか?」

「えっ……」


俺に向けてきた「美しい愛」女史の、妙に無遠慮な眼差しが脳裏に甦った。あの女は俺を知っていたのか!?

こっちはすっかり忘れていたのに、メシを食っているおれの席へ、まるで旧知の間柄みたいにあの女は近づいてきた。

そう言えば俺の名刺に目もくれなかったのに、俺の名を口にしていたな!

しかし、よりによって御曹司の女房? 俺はそんな女を紹介されたこともないし、見たことも……


「ジェイクもあの女に殺されたようなもんだ。……ちょっとそこで待っておれ」



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