過去ログ - 【安価】歴代二十七魔王と選定者　 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】歴代二十七魔王と選定者　

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145: ◆mwxu.CpZnZVK[saga]
2015/09/02(水) 22:05:32.23 ID:Ml23HLrP0

やはり信用はならない。

山下「見た目からして怪しすぎる、せめて顔だけ見せてくれ」

信用の証として、と付け加える。

鎧の男「………分かった」

そういって、黒色の冑を脱ぐ。

―――そして、一瞬俺はその人間が女性だと見間違えてしまった。

年齢は十代後半、良くも悪くも童顔、それでいてどこか妖艶さを感じ、時々垣間見える凛々しさは思わず見惚れてしまう。

背丈は俺より低く、平均女性の身長より少し高め、線の細い肉付きと、触れてしまえば折れてしまいそうな華奢な体。

一度も太陽の日が当たらなかったと思わせるほどに肌は白く、恍惚が滲み出るほどに桜色の色彩を持つ髪は背中まで伸ばされて、首を振る毎に左右に揺れる。

彼は薄い桜色の唇を横に吊り上げて、まさに小悪魔的な笑みを浮かべて此方を見ていた。

彼ほどの恵まれた容姿ならば、そこいらの女性には負けない位に男を魅了してしまうだろう。

決して嫌味では無いが、これが同じ男性なのかとつい目を疑ってしまう。

山下「お前、女か？」

鎧の男「いいや、れっきとした男だよ、中性的な顔のせいでよく間違えられるけどね」

初めて見た、これが男の娘と言う者か…………

鎧の男「この鎧は、隠蔽を司る術具の類でね、声帯や姿を確実に隠匿できる、まあ、その後ろに居る魔王は、僕の姿を知っていたらしいけどね」

鎧の男「………一応は信用の証だよ、何なら体の甲冑も脱いでもいい、手を組んではくれないだろうか？」

…………どーしよっか？

山下・台詞安価下２

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