94: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:12:36.32 ID:B3eZGGF6o
ほむら「綺麗に咲いた花も見れたことだし、私はそろそろ帰るわね」
まどか「うん。でも、綺麗に咲いたのはよかったけど…もうちょっと遅くてもよかった、かな」
ほむら「あら、どうして?」
95: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:13:03.80 ID:B3eZGGF6o
ほむら「……何でもないわ。じゃあ、私は……」
まどか「あ、待って。ほむらちゃんに渡したいものがあるの」
ほむら「渡したいもの?」
96: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:13:33.82 ID:B3eZGGF6o
まどか「ほむらちゃん、お待たせ。はい、これ」
ほむら「これって…ガーベラ?」
まどか「そうだよ。咲いたのをいくつか植木鉢に植え直したんだ」
97: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:13:59.79 ID:B3eZGGF6o
ほむら「まどかがそう言うのなら…ありがたく頂くわ」
まどか「大事にしてあげてね」
ほむら「えぇ。……じゃ、私はこれで」
98: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:14:29.41 ID:B3eZGGF6o
バタン
まどか「……ふへー」
まどか「わたし、何言ってるんだろう……。好きなものを貰ってほしいなんて……」
99: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:14:59.17 ID:B3eZGGF6o
まどか「ここ数日、ほむらちゃんとは毎日一緒に過ごしてたから…今まで以上に仲良くなれたと思うけど」
まどか「急に距離を詰めて、一気に仲良くなりすぎちゃったのかな」
まどか「それに心や頭がついていけなくて、混乱しちゃってる、とか……?」
100: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:15:28.82 ID:B3eZGGF6o
ほむら「……」
ほむら「……ふふっ」
ほむら「まどかがくれた、まどかと私で植えた花……」
101: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:15:54.22 ID:B3eZGGF6o
ほむら「……でも、私は一体何に対して心が動いたのかしら」
ほむら「あのときは確か…まどかと一緒に花の植え替えをしていただけだったはず……」
ほむら「そうなると、私が気になったのは…ガーデニングという行為か、花という物か」
102: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:16:24.35 ID:B3eZGGF6o
ほむら「……きっと私は花に興味を持ったのね」
ほむら「まどかに貰った花を見ているだけで何となく浮いた気分になってくるもの」
ほむら「このガーベラは、大切に…大切にしよう……」
103: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:16:54.69 ID:B3eZGGF6o
――翌日――
まどか「ふぅ。やっと放課後かぁ……」
まどか(……今日からどうしようかな。もうお花は咲いちゃったし)
104: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:17:23.99 ID:B3eZGGF6o
まどか「あ、さやかちゃん。今日、どこか寄り道していかない?」
さやか「んー、あたしは別にいいけど……」
まどか「さやかちゃん?」
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