過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/09/01(火) 21:27:59.37 ID:3Z8EbzSh0
それは五年前の冬の話――
月の綺麗な夜だった。自分は何をするでもなく父である衛宮切嗣と月見をしていた
切嗣「僕はね、正義の味方に憧れていたんだ」
士郎「何だよそれ。憧れてたって、諦めたのかよ」
切嗣「うん。ヒーローは大人になると名乗るのが難しくなるんだ。そんなこと、もっと早くに気がつけば良かった」
士郎「そっか。それじゃあ仕方ないな」
切嗣「そうだね。本当に、しょうがない」
士郎「うん、しょうがないから――俺が代わりになってやるよ」
切嗣「ん?」
士郎「爺さんは大人だからもう無理かもしれないけど俺なら大丈夫だろ。任せろって、爺さんの夢は――」
言い切る前に父は笑った。そして――
切嗣「そっか――安心した」
静かに目蓋を閉じて、その人生を終えていた
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