過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/09/01(火) 23:35:37.49 ID:3Z8EbzSh0
セイバー「私は死ぬ前に聖杯を手に入れる事を条件に世界と契約しました。なので死の直前を永遠に繰り返しているのです」

凛「コピーじゃなくて本人が呼ばれてるって事ね?」

セイバー「はい、私が霊体化できないのもそれが理由です」

凛「ちょっと待って、アーチャーを知ってるってことはアーチャーと戦ったの?」

セイバー「はい、前回の聖杯戦争で最後に残ったサーヴァントが私とアーチャーでした」

凛「うそっ、アンタ達そんなに強かったの!?それでどっちが勝ったの?」

セイバー「決着は着いていません。聖杯を前にして私はマスターに裏切られました」

士郎「裏切られた?」

セイバー「私の前回のマスター……衛宮切嗣は令呪を二画使い私の手で聖杯を破壊させたのです」

士郎「おや…じ……?」

凛「衛宮君のお父さんって前回の聖杯戦争に参加してたの!?」

セイバー「この屋敷は聖杯戦争の拠点として使っていたものです。シロウが召喚に使った魔法陣はその時にアイリスフィールが描いた物でしょう」

士郎「あいりすふぃーる?」

セイバー「アイリスフィール・フォン・アインツベルン。前回の聖杯戦争の間、私と共に行動をしていたキリツグの妻です」

士郎「親父の奥さん?いやそれよりアインツベルンって遠坂」

凛「昨日のあの子ね。前回のアインツベルンは外部の魔術師を婿に迎え入れて聖杯戦争に参加させたとは聞いてはいたけれど」

アーチャー「人間と人形の混ざりものとは酔狂なモノを作ったと思ってはいたがそういうわけか」

士郎「?」

セイバー「まさか…ありえない。あれから十年の月日が経っているのですよ!?」

アーチャー「あの人形はあれ以上成長せんという事だ。貴様も似たようなものであろう」

セイバー「……」

凛「なるほどね、あの子が衛宮君を狙ってきたのはそれが理由か」

士郎「おい、それぞれで納得してないでわかるように説明してくれよ」

凛「あの子は多分あなたのお父さん、衛宮切嗣の娘よ」

士郎「親父の?」

凛「そうよ。切嗣って人はセイバーだけじゃなくて、奥さんやその家系のアインツベルン、そして実の娘のイリヤスフィールを裏切って聖杯を破壊した。つまりあなたは裏切り者の子供ってわけ」

士郎「……」

凛「もう遅いわね。お話は今日はここまでにしましょう」


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