過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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337:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/30(水) 19:22:47.33 ID:VQAbz/kr0
「気がつきましたか?」

士郎「あ…ああ?」

ぼやけた視界に眼鏡をかけた女性が写る

「あ、お腹減ってますよね?カレー食べますか?」

士郎「えっと、貴女は……」

「あ、自己紹介がまだでしたね。聖堂教会・埋葬機関代行者シエルです」

士郎「シエル…俺はエミヤだ。衛宮士郎」

シエル「エミヤ?何処かで聞いたことあるような…まあ思い出せないということは些末な問題でしょう」

両腕が動かない、腹筋のみで起き上がりながら腕を見ると剣ではなく赤い布が巻かれている

そして体にも赤い布が巻かれている

士郎「これは――?」

シエル「聖骸布です。貴方が眠ってる間襲われても大丈夫なように巻きました、外界からの攻撃に対して着用者を守る一級品です」

士郎「腕が動かないのはこの聖骸布の効果なのか?」

シエル「そっちはマルティーンの聖骸布です。魔力を封じて暴走を止めさせてもらいました、と言ってももう意味はありませんが」

士郎「意味がない?あっ」

腕に巻かれている布は既にボロボロになっている

剣が飛び出ていた腕に巻きつけたのだから当然の結果と言えるが――

シエル「あ、お気になさらずに。それ元々その状態ですから、意味がないというのはもう暴走しないだろうという意味です」

士郎「何でそんなことわかるんだ?」


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