過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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355:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/05(火) 22:14:01.43 ID:uFbIKohh0
「なに笑ってんのよ、それよりアンタ自分の正体を思い出したの?」

アーチャー「いや」

正直に答える

この屋敷に見覚えはなかったし、思い出したのはこの紅茶が少女のお気に入りということぐらいか

「そう、貴方の記憶に関しては追々対策を考えとく。出かける支度をしてアーチャー、街を案内してあげるから」

アーチャー「その前にマスター。君、大切な事を忘れていないか?」

「え?大切なことってなに?」

アーチャー「……まったく。君、契約において最も重要な交換を、私たちはまだしていない」

「契約において最も重要な交換?」

少女は本気でわからないようで、考え込む

アーチャー「……君な。朝は弱いんだな、本当に」

相変わらずだと呆れながら言う自分に対し、彼女は苛立ちを見せ

「何よ君君って、――あ、しまった、名前」

アーチャー「思い当たったか。それでマスター、これからは何て呼べばいい?」

「わたし、遠坂凛よ。貴方の好きなように呼んでいいわ」

アーチャー「遠坂、凛…」

何処か懐かしいような、そして安心する響きだ

アーチャー「それでは凛と。……ああ、この響きは実に君に似合っている」

感じた事をそのまま伝えただけだが、咳き込んだ少女には勘違いされてしまったようだ


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