過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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404:名無しNIPPER[saga]
2016/01/29(金) 19:23:53.82 ID:ZpkA6n0u0
アーチャー「戦いには理由がいる。だがそれは理想であってはならない」

そう理想を理由に戦い続けても悲劇しか呼び起こさない

アーチャー「理想のために戦うのなら、救えるのは理想だけだ。そこに、人を助ける道はない」

少年もセイバーも言葉が出ていない、反論が思い浮かばないのだろう

アーチャー「戦う意義とは何かを助けたいという願望だ。少なくともお前にとってはそうだろう、衛宮士郎」

士郎「――――」

アーチャー「だが他者による救いは救いではない。そんなもの金貨と同じだよ、使えば他人の手に渡ってしまう」

かつての過ちを思い出し、それに嫌悪を抱きながら話す

アーチャー「確かに誰かを救う等という望みは達成できるだろうが、そこにはお前自身を救うという望みがない」

士郎「――」

アーチャー「お前はお前の物ではない借り物の理想を抱いて、おそらくは死ぬまで繰り返す」

セイバー「――」

アーチャー「だから無意味なんだ、お前の理想は」

既に少年に言い聞かせるために話しているのではなくなっている

士郎「――――っ」

アーチャー「人助けの果てには何もない。結局他人も自分も救えない、偽りのような人生だ――」

そう言い残しその場を去る

そう自分の間違いでしかない人生は偽りしかなかったのだろう


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