過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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408:名無しNIPPER[saga]
2016/01/29(金) 22:21:45.58 ID:ZpkA6n0u0
このまま会話を続けるのはまずいと感じ話題を変える

アーチャー「連れ込んできた者の様子はどうだ。命に別状はないのか?」

凛「うん、何とか命は取り留めたわ。昨日まではケガを負っても勝手に治ってたのに――」

アーチャー「そっちじゃない。もう一人の方だ」

凛「あ、藤村先生?キャスターの眠りの魔術を受けてるみたいだけど、処置してきたから一週間眠り続けても支障はないわ」

アーチャー「――そうか。だがあの女のそれは魔術というより呪いだ、解呪するには本人を倒すのがてっとり早い」

凛「そうね、どの道聖杯戦争は長く続かない。まああの人ならひょっこり自力で起きてきそうだけど」

アーチャー「――違いない」

否定できないのが恐ろしいが、もしあのまま眠り続けることになってしまうのは困る

アーチャー「キャスター退治が最優先だな。マスターが減ったとはいえ、セイバーは建材だ。余裕はないぞ凛」

凛「わかってる。すぐに街に出るわ、セイバーが操られる前にキャスターを倒さないと」

アーチャー「了解だ。―――ではあの小僧との契約もここまでだな」

凛「え――?」

アーチャー「え?ではない。衛宮士郎はもうマスターではないのだろう。ならば君が使った二つ目の令呪はこれで解約だ」

これで彼女が頷いてくれれば自分は彼女を裏切らないで済む

アーチャー「まさか、共に戦ったよしみで面倒を見てやるなどと言うのではなかろうな」

凛「まさか、そこまでお人よしじゃないわ」

アーチャー「なら――」

凛「けどあいつが降りるっていうまでは約束は破らない。それが私の方針よ――文句あるアーチャー」

そう、彼女はそういう人間だ。ならば――

アーチャー「仕方あるまい。君がそういう人間だということは痛いほどわかっている」


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