過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/01(月) 17:15:21.19 ID:mGd/Gvos0
アーチャー「いつか言っていたなセイバー。オレには英雄としての誇りがないのかと。当然だ、オレには馬鹿げた後悔しかない」
そう、後悔しかない
アーチャー「オレはね、セイバー。英雄になど、ならなければ良かったんだ」
本気でそう思っているからこそ、つい素の自分が出た
セイバー「――――」
それでセイバーも悟ったのだろう、アーチャーの正体が英霊となった衛宮士郎なのだと――
セイバーから敵意が完全に消え去る
アーチャー「そういうことだ、退いているがいい騎士王。マスターがいない身で無茶をすればすぐに消えるぞ」
セイバー「そうはいかない。マスターでなくなったとしても、契約は消えない。彼を守り、剣となると誓った」
アーチャー「そうか。ならば偽りの主共々ここで消えろ」
キャスターの令呪に逆らい続けていた彼女に魔力は残っていない
数度の攻撃で彼女は膝をついた
彼女をここで斬る事に躊躇いはない。今まで守りたいと思ったモノをそうやって排除してきたのだから――
士郎「っあああああああ――――!!」
降り落した剣を割って入った少年に受け止められる
アーチャー「ほう、あと暫くは大人しくしていると思ったがな。流石に目の前で女が殺されるのは耐えられないか」
士郎「うるさい。お前が殺したがってるのは俺だろ。なら、相手を間違えるな」
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