過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/01(月) 20:10:02.19 ID:mGd/Gvos0
夜が明けてようやく到着した衛宮士郎と対峙する
アーチャー「オレは人間の後始末などまっぴらだ。だが守護者となった以上、それを抜け出す術はない、ただ一つの例外を除いて」
英雄となる筈の人間を、英雄になる前に殺してしまえば、その英雄は誕生しない。故に――」
セイバー「シロウを殺すというのですか。他でもない、貴方自身の手によって」
アーチャー「そうだ、その機会だけを待ち続けた。それだけを希望にして、オレは守護者などというものを続けてきた」
セイバー「それは無駄です。貴方はもう守護者として存在している。ならもう遅い、シロウを消滅させたところで貴方は消えはしない」
アーチャー「今更結果など求めていない。これはただの八つ当たりだ。くだらぬ理想の果てに道化になる衛宮士郎という小僧へのな」
士郎「アーチャー、お前、後悔しているのか」
アーチャー「無論だ。オレ、いやお前は正義の味方になぞなるべきではなかった」
士郎「そうか、それじゃあやっぱり俺たちは別人だ」
アーチャー「何?」
士郎「俺は後悔なんてしない。どんな事になったって後悔だけはしない。だから絶対にお前の事も認めない」
アーチャー「その考えがそもそもの元凶なのだ。お前もいずれオレに追いつく時が来る」
士郎「来ない、絶対に来るもんか」
アーチャー「わかっているのだろうな、オレと戦うという事は剣製を競い合うという事だと――投影、開始」
士郎「――投影、開始」
両者構えるのは、見た目が同じの双剣
アーチャー「オレの剣製についてこれるか。少しでも精度を落とせばそれがお前の死に際になろう!!」
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